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引っ越し単身パックとは?知らないと損するプランの内容

引っ越し単身パックとは

引越し単身パックとは何なのか?引越しがはじめてだとよくわからないですよね。

ふつうの引越しプランと何が違うんだろう?

単身での引越しの場合は単身パックしか使えない?

単身パックを使えば安くなるのかな?

と、私もはじめての引っ越しの時に悩んだことがあります。

でも、よくよく調べてみると、実は単身の引っ越しだからといって必ずしも単身パックがおすすめというわけではないんですよ。

引っ越し単身パックはふつうの引越しプランとはかなり内容が違うんです。

もちろん、単身パックを使うことで引越し費用を抑えられる場合もあります。

私も引っ越しを9回する中で実際に引っ越し単身パックを使って安く引っ越せたことがあります。

一方で、人によっては単身パックを使うことで損してしまうこともあるんです。

そこで、単身引っ越しパックのメリット・デメリットや、単身引っ越しが向いてる人・向かない人の特徴などをまとめておきますね。

引っ越し単身パックとは?

引っ越し単身パックの一番の特徴は、コンテナボックスとよばれる台車に荷物を収めて運ぶサービスということです。

日本通運公式HP

https://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/moving-s/tanshinpack-s-l/

コンテナボックスの大きさは業者によって若干違いがあります。

高さ130~180㎝。
横幅104~108㎝。
奥行74~105㎝。

というのが、コンテナボックスの一般的な大きさ。

引っ越し単身パックでは、このコンテナボックスに詰める荷物だけを運びます。

運べる荷物の量が少ないため、必然的に荷物の少ない単身者向けということになり、「単身パック」という名前で呼ばれているわけです。

サービス名は、「単身パック」「単身プラン」「単身サービス」など業者によって違います。

また、通常の引っ越しプランの場合、一人で一台のトラックを借りますが、引っ越し単身パックの場合は1台のトラックにコンテナボックスをいくつも積むことができます。

そのため、ふつうの引越しプランに比べて料金を安くできるんです。

単身引っ越しパックを予約すると、当日、コンテナボックスを持って作業員の人が来てくれて、そこに荷物を詰め込み持って行ってくれます。

すべての引っ越し業者が単身パックを提供しているわけではなく、単身パックのサービスをやっていない引っ越し業者もあります。

逆に、日通やクロネコヤマトなど、ふつうの引越しプランは扱っていない運送業者が引越し単身パックのサービスを行っている場合もあります。

引っ越し単身パックで運べる量は?

引っ越し単身パックで運べる荷物の量はコンテナボックスの大きさや、家具家電の大きさ、運ぶ荷物の種類によって変わります。

大まかな目安としてはこんな感じです↓。

高さ(175cm)×幅(108cm)×奥行き(104cm)のコンテナボックスの場合。

  • 冷蔵庫(2ドア、150リットルくらいまで)
  • 洗濯機(4~6㎏程度のもの)
  • 電子レンジ
  • 薄型テレビ(40インチくらいまで)
  • 掃除機
  • 衣装ケース1
  • カラーボックス1
  • 布団1
  • テーブル(小型)
  • ダンボール6個程度

引っ越し単身パックではベッドやマットレス、ソファなどは基本運べません。

ベッドやマットレスは、シングルサイズで折り畳みや分解ができる場合で、コンテナボックスの中に入れられれば、単身パックで運べる可能性はあります。

引っ越し単身パックの料金

引っ越し単身パックの金額が決まるポイントはこの3つ。

  • コンテナのサイズ
  • コンテナの台数
  • 引越し先までの距離

コンテナ1台の値段や、距離ごとの料金は業者によって設定が違います。

また、集荷・配送をお願いする日時を夜間や休日、祝日などにする場合は割増料金がかかることがあります。

単身引っ越しパックとふつうの引越しプランの料金を比較すると目安はこんな感じになります↓。

移動距離 単身パック(コンテナ1台) ふつうの引越しプラン
~15km
(同市区町村)
21,000円 43,000円
~50km
(同都道府県)
22,000円 45,000円
~200km
(同一地方内)
24,000円 55,000円
~500km
(関東〜関西)
31,000円 76,000円

単身パックの値段は日通の料金を参考にしています。

ふつうの引越しプランの料金は、荷物量や距離、選ぶ業者など引越し内容によってかなり金額に差が出るため、あくまで参考として考えてください。

引っ越し単身パックのおすすめ3選

引っ越し単身パックを提供している業者はいろいろありますが、知名度や料金、サービスの提供エリアなどを考えるとおすすめはこの3社です。

日本通運

プラン 【Sサイズ】
高さ(155cm)×幅(108cm)×奥行き(74cm)。
【Lサイズ】
高さ(175cm)×幅(108cm)×奥行き(104cm)。
料金 【Sサイズ】
19,800円~。
【Lサイズ】
22,000円~。
対応エリア 全国。

日本通運は運送業者ですが、単身パックのサービスには定評があります。

「単身パックといえば日通」と思う人も多く、引っ越し単身パックを提供している業者の中でも特に有名です。

日本通運の引っ越し単身パックは対応エリアが広く、長距離の場合は特に安くすみます。

ヤマトホームコンビニエンス

プラン 【わたしの引越】
高さ(170cm)×幅(100cm)×奥行き(100cm)。
一度に依頼できるコンテナボックスは2台まで。
料金 15,400円~。
対応エリア 全国(一部、未対応エリアあり)。

クロネコヤマトの引っ越し単身パックは最低料金が安いのが特徴。

また、クロネコヤマトには「家財宅急便」という家具を単品で送るサービスもあります。

そのため、別料金はかかりますが、もしコンテナボックスに積めないサイズの荷物があっても対応してくれます。

サカイ引越センター

プラン 【小口便引越プラン】
高さ(144cm)×幅(105cm)×奥行き(75cm)。
料金 見積もりが必要。
対応エリア 全国(長距離の引越しのみ対応)。

引っ越し業者の最大手のサカイ引越センターが提供している単身パックが「小口便引越プラン」。

大手の引越し業者が提供するサービスなのでオプションが充実しているのが特徴、家具の組み立てや洗濯機の着脱なども頼めます。

ただ、長距離引っ越しでしか利用できないのと、料金は見積もりをとらないとわからないというのがデメリットです。

引っ越し単身パックのメリット

引っ越し単身パックを利用するメリットは次の3つです。

費用を安くできる可能性がある

引っ越し単身パックを利用する一番のメリットは、通常の引越しプランよりも費用をおさえられる場合があるということ。

単身パックは1台のトラックに複数のコンテナを積めるので、1人でトラック一台を借りるふつうの引っ越しプランより料金設定が安くなっています。

また、コンテナボックスに詰める量しか荷物を運ばないので、作業員の数が少なくてすむというのも料金を安くできるポイントです。

予約が簡単

引っ越し単身パックの予約はインターネットから簡単にできます。

というのも、料金の算出方法がシンプルだからです。

  • コンテナボックスのサイズ
  • コンテナボックスの台数
  • 距離

基本はこの3点を掛け合わせるだけなので、Webだけで料金がわかるサービスが多いです。

電話や訪問で細かく荷物量を伝えての見積もりがいらないので手間が少なくてすみます。

荷物の破損、紛失のリスクが少ない

引っ越し単身パックで使うコンテナボックスは金属製で、滑車がついているのでコンテナボックスごと移動できます。

なので、移動がスムーズだし、作業員が1つ1つ手で荷物を運ぶことがないので荷物の破損のリスクが少ないです。

また、搬送中にコンテナボックスから荷物を出すことはありません。

旧居でコンテナボックスに荷物を積んだら新居までコンテナボックスを開くことはありません。

全ての荷物がコンテナボックスに収まっているので、トラックから荷物を降ろし忘れることもなく、荷物の紛失の心配がありません。

引っ越し単身パックのデメリット

単身引っ越しパックを利用する時に見落とすと失敗したり損する可能性があるデメリットがこちらです。

コンテナに積めない荷物は別料金

最初にお話ししましたが、引っ越し単身パックで運べるのはコンテナボックスに入る大きさの荷物のみです。

ベッドやソファ、大型の家電、自転車など、コンテナボックスに入らない荷物は運べません。

業者によっては、コンテナボックスに入らない荷物を追加料金で運んでくれることもあります。

その場合、入りきらない荷物だけを宅配便として送るということが多いです。

コンテナボックスに入る大きさの場合はコンテナを追加することになります。

大型の荷物を宅配便で送るにはそれなりの金額がかかるし、コンテナボックスを追加する場合は料金が倍になるので、ふつうの引越しプランの方が安くなる場合があります。

荷物を運ぶ以外のサービスが無いことも多い

単身引っ越しパックは宅配便に近いサービスで、運送業者が提供していることも多いです。

そのため、通常の引っ越しプランならオプションで対応してくれる家具の解体や組み立て、洗濯機の取り外し、取り付けなどのサービスを利用できないことがあります。

オプションで別料金で対応してくれることもありますが、オプション自体がないこともあります。

引越しに関わる様々な作業をお願いしたいなら、ふつうの引越しプランの方が安心です。

新居への荷物到着は翌日以降

引っ越し単身パックは宅配便の集荷・宅配と同じサービスです。

そのため、旧居から運び出した荷物は一度集荷センターのようなところに運ばれて、そこから配送という手順になります。

なので、荷物を受け取れるのは最短で翌日、旧居と新居の距離が近くても当日に荷物を受け取れません。

業者によってはオプション料金で当日配送をしてくれる場合があります。

ダンボールの無料サービスがない

大手の引越し業者に依頼するとダンボールを無料でくれるというのが一般的です。

が、引っ越し単身パックでは梱包資材の無料提供はありません。

ダンボールや緩衝材などは自分で用意する必要があります。

値引きがない

通常の引っ越しプランは、相見積もりで他社と比べられた際に自社を選んでもらえるように営業マンの裁量で値引きをしてもらえることがあります。

一方、単身引っ越しパックはというと、コンテナ数と距離で金額が決まっているので金額はほぼ自動で算出されます。

そのため、値引き交渉などで安くなることがありません。

引っ越し単身パックで得する人・損する人

引っ越し単身パックの特徴をふまえて、単身パックが向いている人と向いていない人の特徴がこちらです。

単身パックを使うと得する人の特徴

引っ越し単身パックが向いているのは、とにかく家具や家電の量が少ない人です。

単身赴任や一人暮らしをしていて荷物が少なく、単身者向けの小さな家電を使っているという人が向いています。

また、はじめての一人暮らしで大型の家具家電は新しく買いそろえて新居に直接配送してもらうという人にもおすすめです。

家具付きの物件やシェアハウスなどへ引越す人で、持っていく荷物はダンボールだけ、という人にもいいですね。

荷物が少なく、長距離の場合は引っ越し単身パックを使うと料金をかなり抑えられます。

単身パックを使うと損する人の特徴

  • 大きなサイズの家具や家電を運びたい人
  • 荷物量が多い人

こういった人は、一人暮らしだったとしても単身パックを利用すると費用が高くなります。

今使っているベッドやマットレスを運びたい、という時点で単身パックは向いていません。

家具家電は新居で新しく買い替える、とかでなければ、通常の引越しプランを利用するほうが安くすみますよ。

まとめ

単身引っ越しパックは私も使ったことがあって、費用をかなり抑ることができました。

その時は、東京から札幌への引越しで、ベッドなどは新しく買って新居に配送、旧居から運ぶのは最低限の荷物だけにしてコンテナボックス1つですませました。

家具を新しく買う費用はかかりましたが、長距離だったこともあり、ふつうの引越しプランを利用した場合の半分くらいの費用で引っ越せました。

ただ、引っ越し9回する中で私が単身パックを使ったのはその時と、札幌から東京に戻ってくるときの2回だけ。

あとは、単身だけどふつうの引越しプランを使いました。

ベッドやマットレス、ちょっと大きめの冷蔵庫など、荷物が多いと単身でもふつうの引越しプランの方が安くすみます。

ふつうの引越しプランは引越し内容によって金額が変わりますが、数社から相見積もりをとって比較すればかなり安くなりますよ。

私は、ネット上で各社の概算価格を比較できる便利な無料サービスを使ってから見積もり依頼を出しています。

詳しく体験談を書いたので、ふつうの引越しプランを利用する場合はこちらも参考にしてみてくださいね↓^^。

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