「引越し業者から見積もりをもらったけど、これって安いの?高いの?」
引越しをしたことがないと引っ越しにかかる金額って見当がつかないですよね。
そこで調べるのが引越し費用の相場。
なんですが、
ぶっちゃけ、
引っ越しの相場って調べてもよくわからなくないですか?
「で、結局私の場合はいくらになるんだろう?」
と思ったり。
そこで今回は、
●一人暮らしの引越し費用の相場
●引越し相場の本当のところ
●引越し相場より知っておきたいこと
などを、
私の経験や、使って便利だった無料サービスなどとあわせて紹介していきますね。
単身引越しの相場はいくら?
単身引っ越しの相場はいくらなのか?というと、
16,000~60,000円
【遠距離】
60,000~150,000円
というのが目安。
なんですが、これを見たところで
金額に幅がありすぎてよくわからない・・・
って思いますよね。
そうなんです、
引越し料金の相場ってものすごくわかりにくいんです!
でも、
同じ「単身引っ越しの相場」でも、サイトによって金額が全然違うんですよ。
こうなる理由はいくつかあるんですが、
まずは
どこを切り取るかで引越し費用が変わるから
です。
引っ越し費用の相場って紹介しているサイトごとに、相場を出すためのくくりが違うんですよ。
例えば、
●15㎞未満、500㎞以上などの距離別
●同一都道府県か、別の都道府県への引越しかで分ける
●荷物が多い人、少ない人で分ける
●通常期、繁忙期、閑散期で分ける
などなど、
引越し相場を出すためのくくりはいろいろあります。
また、
「繁忙期」といっても3~4月、2~4月、2~5月など、どの時期を繁忙期と捉えるかも様々だったり。
どこをどういう風に切り取っているかで、引越し費用の相場の金額は違ってきます。
あと、
引越し業者や一括見積もりサイトが紹介している引越し相場の額はやや高めに設定されている、と言われています。
安い額を相場として紹介してしまうと、実際に引越し業者が見積もを出す時に高めの金額を提示できないからです。
引越し業者はできるだけ高い金額で契約をとりたいと思ってます!
あとですね、
引っ越し費用の相場がわかりにくいのには「引越し料金の決まり方」が関係しています。
引越し相場の本当のところ
引越し費用の相場として、ざっくりとした金額しか出せない一番の理由は
人によって引越しの内容が違うから
です。
引越しには定価がない
引越し料金には「定価」というものがありません。
引越し料金はいろいろな要素の組み合わせで決まるのですが、
「一人暮らしの引越し」といっても、どこに引越すのかや、どれくらいの荷物を運ぶのかなど、引越し内容は人それぞれですよね。
なので、
引越しは共通の料金や定価というのが決められません。
引越し料金は変動が激しい
それから、
引越しは時期によって需要の差が激しいので、いつ引越すかで値段が大きく変動するんですよ。
月単位でも違うし、同じ月の中でもタイミングによって料金の設定が変わります。
引越し料金の値引きや割増は日時のちょっとした違いで本当にコロコロ変わるんです。
簡単に言ってしまうと、
引越し業者が暇な時なら値引き率が大きくなって安くなるし、
逆に忙しいと値引きがなくなったり、割増料金がプラスされて値段がどんどん上がっていきます。
春の繁忙期は他の時期と比べて料金が2倍以上になる、なんてこともありますからね。
かといって、
通常期や閑散期なら必ず低価格になるかというとそういうわけでもなく、
自分の希望日時にその業者に空きがなければ料金が高くなります。
引越し相場に単身パックは含まれていない
よく見かける「単身引っ越しの相場」というのは、一人でトラック一台を使う引越しプランの料金をまとめたものです。
なので、いわゆる「単身パック」は含まれていません。
単身パックというのはケージに荷物を積んで運ぶもので、ふつうの引越しプランに比べると引越し費用が格段に安くなります。
ただ、単身パックが必ずお得になるかというと、そうではないんですよ。
単身パックについてはこの記事の後半で説明しています。
引越し費用が決まるポイント
こうなると、
じゃあ引越し料金ってどうやって決まるの?
ってところが気になりますよね。
引越し料金を決める要素はいろいろあるのですが、引越し相場を出す時に目安になるわかりやすいポイントがこのあたりです。
基礎運賃
基礎運賃というのは引越しで移動する距離や、かかる時間によって決められている料金のことです。
この基礎運賃は国土交通省によって定められた標準引越運送約款に基づいていて、その上下10%の範囲で引越し業者が運賃を設定できるようになっています。
なので、
基礎運賃は引越し業者によって金額が大きく変わることはないし、基礎運賃から値引きするというのは難しいです。
で、
基礎運賃は「距離制」と「時間制」の2通りあります。
距離制運賃は基礎距離を100km(軽貨物業者は30km)として、それを超過すると追加料金が発生します。
時間制運賃は「4時間」と「8時間」の2種類で、1時間超過するごとに追加料金が発生します。
引越しは、「一人のお客さんにどれだけ時間がかかるか」がポイントになるので、距離や移動時間は引越し業者にとってはとても重要になります。
割増料金
引越し料金に大きく差が出る要因になっているのが割増料金です。
割増料金もいろいろあるのですが、わかりやすいのは混雑や引越しが難しくなる条件がある場合にプラスされる料金です。
混雑する時期
引越し業者が忙しい時期は割増料金がかなりかかってきます。
わかりやすいのは日本中の人が引越しをする3~4月の繁忙期。
その他にも、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの大型連休や、6月や9月など企業などで人事異動がある時期にも混雑が起こることがあります。
混雑を避けて引越し業者が空いている時期を狙うのであれば、1月~2月中旬あたりが引越しの最安の時期になりますよ。
あと、
ひと月の中でもタイミングによって料金が少し変わります。
引越しする人は月末に集中するので、引越し業者は月初めの方が空いていて料金が少し安いです。
当然、土日祝日よりも平日の方が空いています。
時間帯
引越しの荷物の搬出作業の時間帯によっても料金が変わります。
搬出作業の開始時間は午前中が人気なので、午後の方が値段が下がります。
引越しが難しくなる条件
混雑以外に、引っ越し作業が困難になるような状況だと割増料金がかかることがあります。
これもいろいろあるのですが、例えば私の場合だと
●北海道や東北などの雪国への冬の引越し
●建物の前の道幅が狭くて車が入れない
●建物にエレベーターがついていない
などで割増料金がかかることがありました。
実費
実費は引っ越しをするにあたって実際にかかる費用のことです。
わかりやすいのは人件費や車両費など。
荷物の量で作業員の人数やトラックのサイズが変わります。
この他に、梱包資材費や交通費(ガソリン代や高速道路の代金)などがあります。
オプション料金
荷物の搬出、搬入といった引越しの基本作業の他にオプションサービスをつけると料金が上がります。
例えば荷造り、荷解き、エアコン移設、洗濯機取り付け、ピアノ運送、不用品引きとりなど。
単身パックを使うと相場より安くなる場合
途中でちょっと触れましたが、単身引越しの相場金額には単身パックは含まれていません。
でも、
場合によっては単身パックを使うことで相場の半額で引越しができることがあります。
それが
運ぶ荷物が少ない場合です。
ふつうの引越しプランは一人で1台のトラックを使います。
それに対して、
単身パックはコンテナに荷物を入れてトラックに積むので、何人かの荷物をまとめて運ぶことができます。
コンテナとかケージ、ボックスとかいろんな呼び方をされてますが、
ふつうの引越しプランに比べて単身パックは料金が格安になるんです。
また、
単身パックも時期によって割増料金はあるものの、ふつうの引越しプランのように金額が通常期の2倍に吊り上がるようなことはありません。
単身パックで有名なのはクロネコヤマトや日通などの運送会社がやっているプラン。
単身パックの相場は
【同一市内】
15,000 円~40,000円ほど
【市外】
40,000円~60,000円ほど
【県外】
60,000円~100,000円ほど
同一市内(30km前後)であるか、ないかが価格をわける大きな目安です。
単身パックは荷物を積むボックスの本数で値段が変わるので、大きな家具家電がある人や荷物が多い人が利用すると値段が高くなって損することがあります。
逆に、家具家電を新しくそろえる人は相場よりかなり安い額で引っ越せることがあります。
私は東京→札幌の引越しで、クロネコの単身パックを使うことでまさに相場の半額で引っ越せたことがあります。
引っ越し費用について相場より知っておきたいこと
こんな具合で、引越しの金額というのは人によってかなり違ってくるので、
引越しの相場はあってないようなもの
というのが正直なところ。
そうは言っても、
金額の基準を何も持たずに引越し業者に見積もり依頼しても安い金額を提示してもらえることはないし、
見積りをもらってもそれが高いのか安いのか、自分で判断することができません。
なので、
単身引っ越しの相場としてざっくりとした金額でも知っておくと役には立ちます。
ただ、これだけでは万全とは言えない。
私はこれまで何度も引越しをしてきて、どれも単身引っ越しの相場の範囲内ではあったけど、毎回値段が全然違うんですよね。
で、思ったのは
引越しの相場を知ることより
今回の自分の引越し内容だとどれくらいの費用になるのか?
という自分の条件からみた「相場感」を掴むことのがずっと大事だということです。
ここまで話してきた通り、
引越し費用は移動距離や荷物量、時期などいろいろな条件によってかわるので、
見積り額が自分が思っていたより高かったとしても、それが必ずしもぼったくりというわけではなく、引越しの内容から考えるとそれが妥当ということもあります。
じゃあ、自分の引越しのだいたいの金額を知るにはどうしたらいいの?
簡単な方法は
相見積もりをとって各社の料金を比較すること
です。
引越し業者はできるだけ高い金額で契約をとりたいので、見積もりをとるのが一社だけだと高めの額を提示されることがあります。
だから複数の業者から見積もりをとって引越し業者を競わせるのがポイント!
引越し業者は他社よりちょっと金額を下げてでも依頼を受けたいという業者が多いので、相見積もりをとると自分の引越し内容でどこまで金額が下がるのかがわかりやすいです。
でも、
引越しの見積もりをとるのって面倒じゃないですか。
一社一社連絡して、その度に住所とか荷物量とか引越し内容を伝えて、営業マンと交渉して・・・
引越しの見積もりをとるのってものすごく時間と労力を使うので、たくさんの会社に見積もり依頼を出すのって億劫ですよね。
私は交渉が苦手なので引越しの見積もりとるのが本当に苦痛だったんですよ…泣
なので、
どうにか楽できないか?とあれこれ調べたり探したりしました。
で、見つけたのが
見積もり依頼前に引越し業者の概算価格を比較できる無料サービス!
これ、無料なのにすごく便利なんですよ。
自分の引越し内容を入力すると、その内容に対応できる業者の一覧をネット上で見ることができるんです。
こんな感じで出てきます↓
で、
いいなと思う業者があれば、そのまま最大3社まで、まとめて見積もり依頼を出せますよ。
私が使った時は21社出てきて、概算価格は最大で6万円も差がありました!
事前にいろいろ情報を見られるので自分にあう業者を見つけられるし、自分が選んだ業者としかやり取りしないので安心して使えました。
この無料サービスを使った時の体験談や使い方、注意点はこちらの記事にまとめているので、参考にしてみてくださいね↓
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