結婚式を親族のみでやるとどうなるのか?体験談をご紹介します。
10代、20代の頃は、友人や職場の人などゲストをたくさんよんで華々しく行う結婚式に憧れていました。
が、30代になると「そんなに大々的にやらなくてもいいかな」と思うようになり。
さらに、新型コロナの影響もあって親族だけの「家族婚」を行う人も増えましたよね。
そんなタイミングで妹が結婚式を挙げることになったのですが、これがまさに「親族のみの結婚式」だったんですよ。
「小さな結婚式でもいいかな」なんて思いつつも、私はこれまで大人数で行う結婚式にしか参加したことがなく。
家族のみの結婚式って盛り上がるのかな?
どんな流れで、何をやるんだろう?
と、いざ家族のみの結婚式となるといろいろ疑問や心配が浮かんでくる(本人じゃないのに)。
で、実際に親族のみの結婚式に参加してみると、体験してみたからこそわかることがいろいろありました。
ネットで調べるとネガティブな情報も多いけど、決してそんなことはなかった。
また、いずれ自分が結婚式を挙げるとなった時に悩むであろうことの答えがたくさんありました。
そこで、親族のみの結婚式について考えた時に疑問に思うこと、気になることを体験談をまじえてまとめておきます。
「結婚式を親族のみでやるってどうなんだろう?」と悩んでいる方は参考にしてみてください^^。
結婚式を親族のみでやった体験談
今回は、妹が花嫁として行う親族のみの結婚式に参加した体験談です。
親族のみの結婚式になった理由
今回、妹の結婚式が親族のみになった一番の理由は、新郎のご家族に負担がないように、ということでした。
新郎のお母さんが持病をお持ちの方で、体に負担がかからないように、気持ちに余裕をもって式に参加できるように、という配慮から家族のみの結婚式になりました。
そのため、会場も新郎家の実家から近い場所で、「1日1組限定」というチャペルと食事会場がある結婚式場でした。
規模としては小さめですが、ウェイティングルーム、チャペル、中庭、食事会場などが一通りそろっていて、大きなホテルとは違ってゆったりとした雰囲気。
ホテルだと挙式に参加する人以外にもたくさんの人が出入りしているのでにぎやかですが、今回は両家の家族しかいないこともあってのんびりとして落ち着いた感じでした。
私はこれまでホテルでの挙式に参加することが多かったのですが、こういった小さな結婚式場もいいなと思いました。
親族のみの結婚式の流れ
今回の結婚式の流れはこんな感じでした↓。
8:00~入館可能。
10:10までに身支度など完了、時間までウェイティングルームで待機。
10:30父母は挙式のリハーサル。
10:50新郎新婦以外で親族紹介。
11:00挙式。
チャペルで家族写真を撮影。
中庭で写真撮影。
12:00食事会。
14:00終了。
妹の結婚式は余興などを行わない本当にシンプルな式でした。
親族のみの結婚式だと、人数は何人になるのか?親族はどこまで招待するのか?も気になるところですよね。
今回参加したのは新郎新婦あわせて16名。
新郎側は両親、兄弟とその家族、祖母。
新婦側は両親、姉妹弟とその家族。
ふだん顔をあわせない親戚などはよばず、本当に近しい身内だけの式でした。
で、当日の様子はこんな感じでした↓。
会場に到着した順に更衣室で着替えなどを済ませます。
私は家から会場が遠かったので、会場でドレスに着替えました。
家族のみの式なので「平服でお越しください」とのことだったんですが、家族写真の撮影などもあったので、私はきれい目なフォーマルでもいけるワンピースをレンタルしました。
安いのにきれいに見えるいいドレスでした。
ドレスについてはこちらに詳しく書いています↓。
★レンタルドレスのレビュー
結構時間に余裕があったので、ウェイティングルームでドリンクを飲みながら休憩。
ウェイティングルームの入り口には、ウェルカムボードの代わりに新郎新婦の写真やお気に入りのキャラクターのぬいぐるみなどが飾ってありました。
両家の顔合わせ前ですが、この時点ですでに相手のご家族と顔をあわせます。
新郎新婦の家族しかいないので、自然と挨拶をしたり、ちょっとした世間話をしたり。
あと、偶然、両家に同じ歳の子どもがいて、子どもたちはすぐに仲良くなって遊び始めていました。
他のゲストがいないので気を遣うこともなく、のんびりした雰囲気です。
その後、チャペルに移動して親族紹介、両家とも父が紹介する形で進みました。
そのまま挙式。
挙式が終わったらそのままチャペルで家族写真を撮影。
これはプロのカメラマンに頼んだフォーマルな感じの写真です。
その後、中庭に移動してそれぞれ新郎新婦と思い思いの写真を撮ります。
家族全員で撮ったり、兄弟、姉妹だけで撮ったり、両家の家族しかいないので時間はたっぷりあります。
それが終わったら食事会場に移動して食事です。
この結婚式場はもともと規模が小さいこともあり、食事会場もわりと小さめでした。
なので、家族のみの食事会でもスペースが空きすぎることがなく、ゆったりと余裕のある空間という感じでした。
家族のみの結婚式で食事会も行う場合は、会場の広さも確認しておくといいと思います。
人数にあった部屋があるかがポイント、広すぎる部屋しかないとちょっと寂しい雰囲気になってしまうかもしれません。
今回の式では高砂や新郎新婦用のソファなどは用意せず、長テーブルに全員が座るスタイルでした。
席の配置は新郎新婦を真ん中にして左半分が新郎家、右半分が新婦家。
新郎新婦や真ん中あたりに座っている人はどちらの家族とも会話ができます。
が、テーブルの端から端は結構距離があるので、一番端に座っていた私はほぼ「家族と食事」という雰囲気でした。
それがまた気を遣わない感じで楽でよかった。
乾杯の挨拶は新婦の父でした。
その後はコース料理を堪能。
新郎新婦は食事の途中に同じ部屋の中にあるソファスペースに移動して写真を撮ったりもしていました。
子どもたちは食事が終わると早々に中庭に遊びに行ったりしていました笑。
今回の式では余興は一切なく、本当に食事をするのみ。
その分、ゆったりと会話を楽しめました。
コース料理をゆったりと味わうと2時間くらい。
最後に新郎新婦から両親への花束の贈呈があり、新郎のお父さんの挨拶、新郎の挨拶でお開きになりました。
親族のみの結婚式の気になる点
その他に、私が気になったのがこのあたりです。
司会は必要?
身内だけの結婚式でも司会の人を依頼する場合もあると思います。
が、今回の式はイベント感が全くなかったので、司会は依頼していませんでした。
乾杯の前や、最後のスピーチなど仕切りが必要な場面では、「では、新婦のお父様より乾杯のご挨拶をお願いいたします」といった感じで、式場の人が司会の役割をしていました。
人によっては家族のみの式でも、お色直しやケーキカット、プロフィールムービーの上映、エンドロールムービーの上映などすることもあると思います。
そういう場合は司会がいた方が進行がスムーズだと思います。
引き出物は必要?
妹の式では、食事会が終わって会場から出る時にちょっとしたお菓子を包んだプチギフトをもらいましたが、引き出物はありませんでした。
両家とも本当に近い身内しかいなかったので、それで十分。
それくらいフランクで気を遣わない式でした。
引き出物は参加する親族によっても変わると思います。
遠方から親戚をよんだり、ふだんあまり顔を合わせる機会のない親戚が来ている場合には、しっかりした引き出物を用意する人もいると思います。
費用はどれくらい?
親族だけの結婚式は費用を抑えやすいのがメリットですよね。
親族のみの結婚式の費用の相場は、平均で150万円ほど。
妹の場合、150万円いかないくらいでした。
ただ、どんな内容にするかでかかる費用はかなり変わります。
挙式のみなのか食事会もするのか、ゲストの参加人数、お色直しをするのかなど、こだわりによって料金が違ってきます。
結婚式は衣装が1着増えるだけで30万円くらい変わることもありますからね。
着付けやヘアメイクが増えると10万くらいプラスされたりします。
ドレスや着物はものによって料金にかなり差があるので、選ぶ衣装によってもだいぶ変わります。
相場はドレスで10万くらいから、着物で20万くらいから。
こだわればこだわるほど高くなるし、ふつうの結婚式と変わらなくなってしまうこともあります^^;。
ちなみに、妹はお色直しはせず、食事の時もウェディングドレスのままでした。
その他に、会場代、神父代、プロの写真撮影と写真代などなど。
費用を少しでも抑えたい場合は、持ち込みできるアイテムの確認をするといいですよ。
ドレスや小物は自分でレンタルして持ち込んだ方が安くなる場合もあれば、持ち込みをすることで逆にオプション料金がかかることもあります。
あと、プロのカメラマンも式場で依頼するより自分で依頼した人に入ってもらう方が安くできる場合があります。
このあたりは式場によってルールが変わるので、細かく確認した方がいいです。
親族のみの結婚式の感想
今回の家族のみの結婚式は、イベント感は全くなく、ゆったりとした和やかな雰囲気の式でした。
そのおかげで時間がたっぷりあって、家族みんながそれぞれ新郎新婦とゆっくり話せる時間をもてました。
友人や職場の人をよんで余興をいろいろやっていたら、こんなにゆっくり話す時間はなかったと思います。
あと、イベントが多い披露宴だと新郎新婦は食事どころではないけれど、今回は新郎新婦もゆっくりご飯を食べられて、コース料理を堪能してましたよ。
正直最初は、「両家だけで盛り上がるのかな?」という心配があったけど、実際に参加してみると変に気を遣うこともなく、とてもアットホームで過ごしやすかったです。
あと、大がかりな披露宴だと両親はゲストのテーブルをお酌してまわったりしますが、今回は両家しかいないのでそういうこともなく。
両親たちもゆっくりくつろいで結婚式を楽しんでいたので、両親に気を遣わせないのもいいなと思いました。
それから、妹にはこんなメリットも。
家族のみにしたことで予算に余裕ができたおかげで、ブーケの花やアクセサリーなど自分のお気に入りのものを選べたそう。
さらに。
結婚式の費用を抑えられたから、新居の家具などにお金を使えた♪
と言っていました。
まとめ
結婚式は人それぞれ理想のスタイルや、「何のためにやるのか」という目的が違うので、正解がないですよね。
ネットで親族のみの結婚式について調べていると、「盛り上がらなかった」「つまらない」といった声も出てきたので、最初は心配もありました。
「少人数の結婚式を盛り上げる方法」などが書かれているサイトもあったり。
でも、実際に家族だけの結婚式をしてみたら、無理に盛り上げなくてもいいんじゃないかなと思ったのが私の正直な感想。
式を挙げる本人や、参加する家族の性格にもよるかもしれません。
わが家はわりと落ち着いた人が多く、相手のご家族も穏やかな感じだったので、「盛り上がり」よりも和やかな雰囲気の方が居心地がよくてとても良い結婚式になりました。
あと、家族のみなので自分が着るドレスに悩んだのですが、ちゃんとフォーマルな装いにして良かったです。
私はネットで借りられるレンタルドレスを利用したんですが、手頃だけどきれいに見えて写真写りもいい感じでした。
レンタルドレスについてはこちらにまとめたので参考にしてみてくださいね↓
★レンタルドレスのレビュー
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