っていうか、ネットがつながらないと何もできないといっても過言じゃないですよね。
でも、
これまで実家暮らしでネット回線は親が契約してくれていた、という場合、自分でネットの契約をするってわからないことだらけですよね。
「どうやったらネットが使えるようになるんだろう?」
「何を申し込めばいいんだろう?」
「契約だからちゃんとわからないと心配・・・」
と、はじめてだと戸惑うことも多い。
そこで、賃貸物件でインターネット回線を使えるようにする流れや、事前に確認することなどをまとめておきますね。
賃貸のインターネット契約の流れ
賃貸マンションやアパートでインターネットが使えるようになるまでの流れは使える回線によって変わりますが、
一般的な光回線を使う場合、流れはこんな感じです↓
ネット回線の契約がはじめてだと専門用語や設備についてわからないことも多いと思うので、順番に詳しく説明していきますね。
インターネット契約で知っておきたいこと
まず、インターネットを使うにあたって最低限、知っておきたいインターネットサービスの知識がこの3つ↓
戸建てタイプとマンションタイプの違い
有線で部屋に引き込むインターネットのサービスは大きくわけて2つあります。
●戸建てタイプ(ファミリータイプ)
戸建ての家で契約することが多いサービス。
1本の回線を家に引き込むので回線速度は早いが、マンションタイプに比べると料金は高くなる。
●マンションタイプ
集合住宅に設備が導入されている場合に使えるサービス。
1本の回線を何人もでわけあって使うので利用者が多い時間帯は回線速度が遅くなる。
その分、料金は割安。
戸建てタイプはその名前から「一軒家」「家族向け」というイメージがありますが、マンションやアパート住まいでも契約はできます。
また、マンションタイプはすべての集合住宅で使えるわけではなく、マンションタイプの設備を導入している物件でのみ使えます。
どちらを使えばいいのかは後ほど詳しく説明しますね。
回線とプロバイダ
ネット契約がはじめてだとこれがすごくわかりにくいことの1つ。
インターネット回線には「回線」と「プロバイダー」の2つの契約が必要です。
回線というのはその名の通り「線」のことで、近くの電柱から家まで引いてきます。
回線はNTTやKDDIなどが設置していることが多いです。
で、この線を家に引き込めばそれでネットが使えるようになるかというと、そういうわけじゃないんですよ。
回線を引いただけだと物理的に線がつながっただけの状態、まだインターネットにはアクセスできません。
そこで、インターネットの世界にアクセスするのに必要になるのがプロバイダーです。
光回線など有線のインターネット回線を使うには回線とプロバイダーの2つの契約をしてはじめてネットがつながるようになります。
光コラボ
以前は回線とプロバイダー、それぞれと契約することでインターネットを使えるようにしていました。
が、2015年から光コラボというサービスができました。
これによって、プロバイダー、携帯キャリア、ケーブルテレビなどがNTTの回線を使って独自のインターネットサービスを提供できるようになりました。
簡単に言うと
NTTの回線設備が使えればNTTのフレッツ光だけじゃなく、ソフトバンク光とかdocomo光とか、いろいろな光回線サービスを選べるようになったってことです。
で、光コラボの何がいいかというと、
●月額費用が安くなる可能性がある
●スマートフォンの代金から割引を受けられる可能性がある
●回線速度がより安定する可能性がある
●問い合わせ窓口が光コラボ事業者1社に統一される
契約、支払い、問い合わせなどを1か所でできるようになる
といったメリットがあります。
光コラボのサービスを使う場合はプロバイダーとの契約の中に回線の契約も含まれているので、回線の契約手続きは自分でしなくてよくなります。
賃貸のネット回線の確認
ここからは、賃貸でインターネットの契約をする具体的な流れを説明していきますね。
賃貸物件を契約したら、まず
その物件で使えるインターネット回線の種類
を確認します。
物件情報に「インターネット接続可」と書いてあっても、それがどういう意味なのかは物件によって全く違います。
可能性としてあるのは
●光回線の設備が導入されている(使うには契約が必要)
●個別に戸建てタイプの光回線の引き込みが可能
●ケーブルテレビの設備が導入されている
など。
大抵は、「インターネットの回線が建物までは来ている」ということを指す場合が多いです。
NTTの設備が入っていることが多いですが、auひかりやケーブルテレビといった可能性もあるし、中には複数の回線設備が導入されている物件もあります。
詳細は問い合わせてみないとわからないので、物件の契約をしたら
管理会社や大家さんに「インターネットは何が使えるか」を確認します。
マンションタイプが導入されている場合
マンションタイプが導入されている物件の場合、基本的には
その回線設備で使えるインターネットサービスを使うことになります。
マンションタイプが導入されている場合、速度が速い戸建てタイプを個別で契約したくても、大家さんや管理会社から工事の許可が下りないことが多いです。
マンションタイプのインターネットは2つあります。
インターネット無料の物件
「インターネットネットが無料で使える」
「ネット代が共益費に含まれている」
というような物件は既にインターネット環境が整っている物件です。
インターネット無料という物件は、物件自体がプロバイダーと契約をしているので自分で契約をする必要がありません。
室内にルーターなどの通信機器が備え付けられていたり、回線が部屋まで引き込まれていて機器を接続すればすぐ使える状態なので、入居してすぐにインターネットを使えます。
自分で契約が必要な物件
賃貸物件で多いのはこちらのタイプ。
インターネットの回線設備は建物に導入されているけど、使うには自分で契約をする必要があります。
マンションタイプで導入される設備はNTTが圧倒的に多いですが、auひかりやJ-comなどケーブルテレビのこともあります。
auはNTT回線とは別に独自の回線を引いているので、もしauのマンションタイプが導入されていたら使えるのはauひかりのみです。
一方で、
導入されているのがNTTのマンションタイプならフレッツ光だけでなく、光コラボのサービスも使えます。
光コラボのサービスは実はめちゃくちゃ数が多くて全部調べて比較するのは大変、というか、無理・・・
なので、光コラボを検討する場合は
「スマホの契約とあわせるかどうか」と考えるのがポイントです。
スマホの契約と自宅のインターネット回線の契約を同じ会社にすることで、スマホの代金から割引が受けられることがあります。
【docomoの場合】
→ドコモ光
【ソフトバンク・Y!mobileの場合】
→ソフトバンク光
ちなみに、
私はスマホの契約がソフトバンクなので、自宅のネット回線もソフトバンク光にしました。
おかげで、毎月のスマホ代から1,000円割引されています♪
ソフトバンク光についてはこちらに詳しく書いたので、ソフトバンクやY!mobileユーザーの方は参考にどうぞ↓
マンションタイプの工事について
物件にマンションタイプが導入されていても立ち合い工事が必要な場合があります。
これは、回線を建物の共用部まで引いているのか、部屋まで引いているのか、で変わってきます。
部屋の中に光コンセントがあるなら無派遣工事になるので立ち合いの必要がなく、工事費用も格段に安くなります。
回線がきているのが共用部までで部屋まで回線がきていない場合は立ち合いでの工事が必要です。
この場合、工事費はかなり高くなりますが、たいていどこのサービスもキャッシュバックなどのキャンペーンがあるので「実質工事費無料」となることが多いですよ。
マンションタイプが導入されていない場合
賃貸物件の中にはインターネットの回線設備が導入されていない物件もあります。
戸数が少ないアパートや小さなマンション、築年数の古い物件などはネット設備が導入されていないことが多いです。
この場合は、
●無線で使えるインターネットを利用する
といった感じになります。
戸建てタイプ
戸建てタイプは一人暮らしのマンションやアパートでも契約することはできます。
ただ、実際に回線を引けるかどうかというと、引けない事も多いです。
集合住宅で戸建てタイプを契約する場合、近くの電線から自分の部屋にだけ回線を引き込む必要があります。
そのため、
大家さんや管理会社への確認、工事の許可が必要になります。
で、たいていの場合、
●穴あけやビス止めをしなければOK
●退去時に原状回復できるならOK
と言われます。
なので、
電線が近くにあって、エアコンのダクトなど今すでに空いている穴がいい位置にあれば、部屋に傷をつけずに回線を引き込めることもあります。
ただ、
こういうことができるかどうかは
現地調査をしてみないとわかりません。
なので、集合住宅で戸建てタイプを契約する場合は申し込みをした後、現地調査をしてどんな感じで引けるかが判明、問題なければ工事ということになります。
まわりを他の建物に囲まれている物件だと腺を部屋まで引けなくて工事ができないということもあります。
Wifi
「戸建てタイプの工事ができなかった」
「戸建てタイプは値段が高い・・・」
という場合は無線で使えるwifiを使うという手もあります。
Wi-Fiには2種類あります。
●持ち運び型の「モバイルルーター」
・いわゆるポケットwifi
・持ち運んで外でも使える
・月額料金が安め
・通信容量の制限がある
3日間で10Gbpsを超える通信量を使用した場合、一時的に速度制限がかかることが多い。
●据え置き型の「ホームルーター」
・自宅のコンセントに機器を接続するだけでネットが使える
・通信容量に制限がない
・モバイルWi-Fiルーターより電波が安定している
・同時に接続できる端末が多い
・外には持っていけない
・ポケットWi-Fiに比べると料金は高め
・ソフトバンクエアーなど
賃貸のインターネット契約はいつ申し込む?
賃貸物件のインターネットの契約は入居する時に申し込むことが多いです。
ただ、工事が必要な場合はネットが使えるようになるまでしばらく日数がかかります。
特に3~4月の引越しシーズンは工事の予約が混みあうので、
予約が取れるのが1か月先なんてこともあります。
なので、入居してすぐにインターネットを使えるようにしたい場合は、
物件の契約と同時に管理会社に使える回線を確認して、入居前にネットの契約や申し込みをする人もいます。
インターネット回線の契約はどこでできる?
インターネット回線の契約がどこでできるかは申し込む回線の種類によって違ってきます。
ちなみに、
一般的な光回線の場合は
・公式ショップ
・公式サイトのネット申し込み
・代理店のネット申し込み
・家電量販店
などがあります。
あと、
不動産会社によってはネット回線の代理店と提携していることがあって、賃貸契約をした後にネット回線の契約を勧める電話がかかってくることがあります。
どこで申し込んでもインターネットサービス自体は同じですが、キャッシュバックなどの特典の内容が変わってきます。
公式ショップや公式サイトはキャッシュバックなどの特典がなかったり、あっても額が少ないことが多いです。
家電量販店はお店によってキャンペーンの内容が違います。
新生活の家電を買う時に同時にネット回線の契約をすると、キャッシュバックを買い物からの値引きとしてその場で使えることもあります。
ただ、高額な値引きを受ける場合はオプションの加入などが条件になることが多いです。
代理店のネット申し込みでもオプション加入が条件のことがありますが、中にはオプションに加入しなくても高額のキャッシュバックを受けられることもありますよ。
オプション加入なしで高額キャッシュバックの特典が受けられる代理店のネット申し込みならお得だし、不要なオプションを後から解約するなどの手間も省けます。
で、
私がソフトバンク光を申し込む時に特典や代理店についていろいろ調べたことをまとめたので、ソフトバンクやY!mobileユーザーの方はこちらも参考にどうぞ↓
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